【あらすじ】
舞踏会で靴を落とした美少女を探すため、国中の娘が硝子の靴をはくことになった。
一番手の町娘セティは、(何の関係も無いのに)見事その靴を履いてしまう。
王子の婚約者として城に召し上げられるも、セティに結婚する気などあるはずもない。
誤解を解こうと試みたが王子との意思疎通は絶望的。面白半分に婚約者続行させられる始末。
半年という猶予期間に、セティは王子から見放され、結婚から逃げ切ることができるのか。
【登場人物】
- レイ=アーデル
- 王子。第一王位継承者。見目麗しく何を考えてるのかよくわからない。
なんらかの呪いにかかっている。20代後半。
- セティ=デルモート
- 町娘。貧しいながら、王都の名門女学校卒。常識人。17〜19歳くらい。
手違いでガラスの靴を履き、そのまま婚約者として城へ召し上げられる。
- ジュリア=ボールドウィン
- セティの友人。女の子らしいふわふわ甘い雰囲気。
悪気なくきついことを言う。
- ベル=オルセット
- セティの友人。男前なので女の人に好かれる。零落した貴族の娘。
シンディの姉。
- シンディ=オルセット
- ガラスの靴を落とした張本人。被害妄想が激しい。(自称)悲劇の少女。
ベルの妹。
- クロエ=フィネル
- 魔女。王子にかかっている呪いを解こうとしている。
- エリク=オーウェンズ
- 対魔術を専門とする「壁隊」の一員。セティに手を貸し、その結果「王子付」となる。
犬を思わせる人懐こい好青年。